不登校になったドロシー2006年秋~冬。 当時、小4だった次女ドロシーは、 仲良しのお友達から無視や聞えよがしの悪口を言われるようになり、 一人ぼっちでいることが多くなりました。 それでも学校には行っていたのですが、 その頃から、よく立ちくらみを起こして、 時には脳貧血で倒れてしまうようになりました。 また、頭痛を訴え、気持ち悪い、からだ中(関節など)が痛い等と訴えるようになりました。 そして春休みに入り、5年生でのクラス替えを心配するようになった頃、 夕方になるとさめざめと泣きだし 「訳もなく悲しくなって涙が出るの」と言い出しました。 初めはいったいどうしたんだろう?くらいに思っていたのですが、 「死にたい」「怖い」などの言葉も出て、 頭痛、めまい、立ちくらみ、吐き気、全身の痛み等の症状が強くなりました。 また、うつ病みたいな精神状態に、不安を感じるようになりました。 5年生になると、五月雨登校が始まり、 徐々に学校に行ける日が減っていきました。 そして、5年生の5月末に、ようやく病院に連れて行き、 起立性調節障害(OD)、プラス「ODによるうつ」であると診断されました。 メトリジンとガナトンを処方され、飲んでいましたが、 あまり症状に変化はありませんでした。 2007年7月2日。 ネットで、OD治療の第一人者であると評判のクリニックをみつけ、転院し、 OD、うつ、不安神経症の診断を受けました。 そこで、大量の薬を処方され、飲みましたが、 飲むと精神状態がおかしくなりました。 突然、ハサミを持って、 『ドロシー、これで自分の身体を刺したい』と涙を流しました。 そして『ママ~ ドロシー消えちゃいたい』と泣き、 『なんで?』と聞くと『怖い』と泣き、 『何が怖いの?』と聞くと『わからない』と泣きました。 これは良くないと思い、服用をストップしました。 10日後、また診察に行き、 激しい副作用が出ることを話すと、 また新しい薬を処方されました。 でもそれも、飲んですぐに、目の奥がひどく痛みだし、 幻覚が見える等の副作用が出ました。 まだ10歳の、こんなに小さな子に、こんなにも薬を飲ませて、 本当に良いのだろうかと涙がこぼれました。 私は、この病気は薬では治せないと悟り、 すべての薬の服用を中止しました。 その頃にはもう、ドロシーは学校に行けなくなりました。 ジャンル別一覧
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